2012年02月01日
韓国のサムスン・トタル石化、大山コンプレックスを増強
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

フランスのトタルは1月27日、サムスンとの50/50JVのサムスン・トタル石油化学の大山コンプレックスを増強すると発表した。

約18億ドルを投じて、芳香族の1系列増強とEVAの新設を行う。

新設する芳香族系列はベンゼン42万トンとパラキシレン100万トンの能力で、2014年9月の完成を目指す。
既存のパラキシレン能力は61万トンだが、2012年の手直しで76万トンとするため、2014年には能力が176万トンとなる。
同社のパラキシレンは大山と蔚山の三星石化でPTAにしている。

新設するEVAの能力は24万トン。

サムスン・トタルの2012年2月現在の能力は以下の通り。
  エチレン  1000千トン
  プロピレン  850千トン
  LDPE     155千トン
  LLDPE    125千トン
  HDPE     170千トン
  EO/EG  125千トン
  PP    700千トン
  ベンゼン  750千トン
  SM    930千トン