2000年07月27日
塩ビ製農ビのリサイクル率が51%に
焼却は半減、2001年までに70%目指す
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 プラスチック園芸ハウスにおける塩ビ製農業ビニルフィルムのリサイクル率が、1999年度は51%まで上昇したことが明らかになった。
 農水省農産園芸局野菜振興課が発表した資料をもとにVEC(塩ビ工業・環境協会)がまとめたものによると、1997年度の塩ビのリサイクル率は45%であったものが6%上昇し51%となったもので、逆に焼却は15%から8%と半減している。他のプラスチックでは、ポリエチレン等もリサイクル率は4%から17%へ上昇しているものの、塩ビ製農ビのリサイクル率の高さか目立っている。
 農ビのリサイクルに関しては、1999年7月に全国農業協同組合連合会(全農)と農業用ビニルフィルムメーカー7社が「農ビリサイクル促進協会(NAC)」を設立、農ビの適正処理のさらなる推進を行っている。
 また、一部の農業資材販社が東北地方で「移動式農ビリサイクルカー」での回収・処理を開始する一方、使用済み農ビの用途開発も進んでいる。
 VECでは2001年までには70%、将来的には100%のリサイクルを目指すとしている。

http://www.c-nt.co.jp/news/nobi.html"">プラスチック園芸ハウスのリサイクル率(表)