2001年01月31日
ABS樹脂、2000年出荷は59万4,626トンと横ばい
国内出荷は2%増加/輸出は4%減少
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ABS樹脂工業会

 日本ABS樹脂工業会は31日、2000年のABS樹脂出荷実績をまとめた。国内出荷は41万325トンと前年比2%増加したが、輸出は18万4,301トンと4%減少、合計出荷は横ばいの59万4,626トンとなった。
 国内出荷を用途別に見ると、車輌用は上期が前年同期比12%増と好調、下期は2%の増加にとどまり通年では7%増の6万5,170トンとなった。電気器具は上期が横ばい、下期は2%減少し、通年では9万1,022トンと1%減少した。また一般機器は上期、下期とも前年を割り込み、通年でも2%減の8万283トンとなった。1年間を通じて最も好調だったのは建材住宅部品で、上期は毎月2桁の成長を示し1万9,793トンと23%増加、下期も13%増の2万1,503トンと好調を持続、通年で17%増の4万1,296トンを記録した。さらに雑貨は上期が12%増と好調だったものの、下期は9%減少し通年では横ばいの11万9,136トン、その他も上期の37%増に対し、下期は4%減少、通年では13%増の1万3,418トンとなった。
 なお12月の実績は国内出荷が前年同月比2%増の3万1,607トン、輸出が4%減の1万2,593トンで、出荷合計では横ばいの4万4,200トンとなった。国内の用途別出荷では建材住宅部品が12%増、車輌用が9%増、雑貨が4%増となったのに対し、電気器具、一般機器、その他は前年同月を割り込んでいる。

http://www.c-nt.co.jp/data/abs/2000abs.html">2000年ABS樹脂出荷実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/abs/2000abs2.html">2000年ABS樹脂国内用途別出荷実績(表)
※iモードではご覧頂くことができません。