2012年02月02日 | |
三菱樹脂、耐久性向上の新ストレッチフィルム発売 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
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三菱樹脂は2日、耐久性を大幅向上させた食品包装用ストレッチフィルム「ダイアラップ・スーパー i‐PC」を開発し、今月中旬から本格発売すると発表した。 ストレッチフィルムとは、伸縮性のあるフィルムのことで、食品などの包装に適している。 「ダイアラップ」は、EVAとPPからなる3層構造のフィルムで、粘着性や強度に優れ、非塩素系のため環境にやさしいなどの特徴を持つ。 同社は今回、同フィルムの耐久性を約2割向上させることに成功したため、「ダイアラップ・スーパー i-PC」として本格発売することにした。 食品加工工場からスーパーマーケットなどへ商品を運ぶ場合、包装材の耐久性は重要となる。 このため最近は、熱収縮によって容器にぴったりフィットさせるシュリンクフィルムが多く使用されているが、今回同社が開発したストレッチフィルムは、フィルムの“張り”を約2割向上させた。常温で使用できるため、熱収縮に必要な設備や電力コストが削減できる。 同社の試算によると、シュリンクフィルム包装に用いる一般的な熱収縮設備を1日12時間稼働させた場合、一台あたり年間約8,640キロワット(約17万円)の電力が必要となる。CO2排出量は約4.2トンと計算される。新しいストレッチフィルムは、この熱収縮工程を省くことができる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1328149926.pdf |