2012年02月02日
ダイセル・第3四半期 減収益、最終利益14%減100億円
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:ダイセル

ダイセルが2日発表した、2012年3月期第3四半期(2011年4-12月)連結決算は、売上高、利益とも前年同期を下回った。営業利益は39%減の172億円、最終利益は14%減の100億円だった。販売数量の減少、円高、原燃料価格の上昇などが響いた。

主力製品の一つ酢酸は高純度テレフタル酸(PTA)向けを中心に堅調に推移していたが、秋以降需要がやや停滞し、網干工場の定修もあり減収となった。

光学異性体分離カラムなどのキラルケミカル事業は中国、インドなどの海外向け輸出が好調だった。

自動車エアバッグ用インフレータは東日本大震災の影響で一時苦戦を強いられたが、第3四半期以降急回復中である。

【ダイセル・第3四半期(連結)決算】単位:百万円 ( )前年同期比増減率%
◇売上高      255,160(△5.0)
◇営業利益      17,193(△39.1)
◇経常利益      17,876(△33.5)
◇当期純利益     9,968(△14.4)
◇1株当たり純利益  28.15円(32.71円)

<2012年3月期(連結)予想】単位:百万円 ( )前回予想
◇売上高      352,000(△0.5)
◇営業利益      23,000(△29.7)
◇経常利益      23,000(△27.1)
◇当期純利益     13,500(△19.7)
◇1株当たり純利益  38.38円


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1328165066.pdf