2012年02月02日
NEDO・千代田、サウジで「省エネ型排水再生システム」実証
【カテゴリー】:海外(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:千代田化工建設、NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、サウジアラビア工業用地公団との間で、膜技術を用いた省エネ型排水再生システム実証事業を行うことで合意、1日に基本協定書(MOU)に調印した。

この事業は、膜技術を用いてサウジ国内の工業団地から排出される工業排水の再利用システムを実証し、日本の技術・システムの普及を図ることを目的にしており、この分野における両国政府間での初めての共同事業となる。

実証事業は、NEDOの委託を受けて千代田化工建設が実施する。
予算規模は、約21億6000万円でこのうちNEDO負担分は約11億5000万円。

今後、実証事業の設備の据え付け工事を行い、2013年の竣工を経て、2014年度の事業終了まで実証運転によるデータの評価、検証を通じて、サウジ国内外の工業団地への技術普及を目指す。