2012年02月03日
電化の主張認められず、欧州のクロロプレンゴム裁判
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:電気化学工業

電気化学工業は3日、欧州でのクロロプレンゴム(CR)の販売に関する競争法違反容疑について、2日付で欧州一般裁判所の判決が出たが、同社の主張は認められなかったと発表した。

同社は2007年12月、子会社のデンカ ケミカルズとともに欧州委員会から、競争法違反の容疑で4,700万ユーロ(約74億円)の課徴金支払いを命じる決定通知を受けた。

これに対して同社は、事実認識が異なるなどとして08年1月、欧州一般裁判所に処分の見直しを求める訴えを起こしていた。

既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/23118

今後の対応については、判決内容を精査した上で判断する。

なお、同社は課徴金相当分の74億円はすで仮納付し、同額の “競争法関連費用引当金”を08年年3月期決算で特別損失として処理済みである。このため当期業績への影響はない。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1328234626.pdf