2012年02月10日
フィリピンとの「特許審査ハイウェイ」3月12日から開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

特許庁は9日、フィリピンとの特許審査ハイウェイ(Patent Prosecution Highway:PPH)試行を今年3月12日から開始することで合意した。

わが国のPPH締結国・機関は世界20カ国・地域、アセアンではシンガポールに次いで2カ国目となる。

経済のグローバル化に伴い、同一内容の発明を複数国で権利化する傾向が強まっているが、この結果、世界的に特許出願件数が増え、審査期間が長期化している。同庁ではこれまで、「特許審査ハイウェイ(PPH)」によって、出願人の海外における特許権取得の早期化や質の高い権利保護、審査負担の軽減を図ってきた。

今回のPPHによって、わが国の企業は、特許の早期審査制度を有しないフィリピンで、自社の技術が迅速に保護できるようになる。日本企業の事業展開円滑化につながるとしている。