2012年02月10日
東レ、アジア最大の海水淡水化プラント向け逆浸透膜を受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは10日、シンガポールのチュアスⅡ海水淡水化プラント向けに逆浸透(RO)膜エレメントの納入を受注したと発表した。同プラントの生産水量は1日当たり31万8500リューベで、中東を除くアジア域内の海水淡水化プラントでは最大となる。

同プラントは、現在稼働中の同国初の大型海水淡水化プラントであるチュアス海水淡水化プラントの隣接地に建設される。東レからのRO膜エレメント納入は2012年中、プラント稼働開始時期は2013年の予定である。

東レはこれまで、シンガポールにおいて、チュアス海水淡水化プラント(生産水量13万6400リューベ/日)のほか、下廃水再利用のNEWaterプロジェクトの最新・最大のチャンギ下水再利用プラント(同22万8000リューベ/日)など大型プラントへのRO膜エレメント納入実績を持ち、同国の水道事業関連でのRO膜エレメントのシェアは約6割にのぼる。

また、今回の同国最大プラント向け受注獲得により、東レのシェアは7割に達する。