2012年02月13日
荒川化学、台湾にポリイミドフィルム販売合弁会社
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:荒川化学

印刷インキ用樹脂大手の荒川化学工業(本社:大阪市中央区、末村永広社長)は13日、台湾にフレキシブル銅張積層板の原料となる、ポリイミドフィルム販売の合弁会社「ポミラン・テクノロジー社」を設立し、半導体や太陽電池基板向けに市場展開を開始したと発表した。

新竹県にポリイミドフィルムメーカーのタイマイド・テクノロジー社と共同で設立。資本金100万台湾ドルで、出資比率は荒川化学60%、タイマイド社40%。薫事長に呉声昌氏、薫事総経理に合田秀樹氏。

「ポミラン」は、ナノサイズのシリカ粒子がポリイミドフィルムに均一に分散した構造を持ち、専用湿式めっきプロセスによって導電層を形成することができる。寸法安定性に優れていることから半導体パッケージ基板やフレキシブルプリント基板、太陽電池基板などへの用途展開が可能となる。