2012年02月14日
1月のPS国内出荷、3カ月連続で4用途揃って前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会14日、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の1月の生産出荷実績を発表した。
PSの生産は5万148トン、前年同月比22%減で、7カ月連続の前年割れで、依然として在庫調整のための減産が続いている。国内出荷は4万7045トン、同14%減で8カ月連続の前年割れだが、3カ月連続で4つの用途分野(電機・工業用、包装用、雑貨・産業用、フォームスチレン=FS用)が揃って前年同月比マイナスとなった

輸出は2031トンと低調だが、前年同月が少なめであるため前年同月比では11%増で2カ月連続のプラスとなった。出荷合計は4万9076トン、同13%減で3カ月連続の前年割れとなった。

月末在庫は、国内出荷が低迷したため、在庫調整の減産が続いているにもかかわらず、前月より4%増加し、在庫水準も1.4カ月分で前月より1.1カ月分上昇した。

一方、SMの生産は23万7900トン、同14%減で2カ月連続の前年割れ、国内出荷は11万2002トン、同14%減で7カ月連続の前年割れ、輸出は12万2853トンと堅調な水準といえるが、前年同月が比較的多かったために同10%減と10カ月連続の前年割れになった。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1329197889.pdf