2001年01月30日 |
電気化学、関節機能改善剤「スベニール」の市場での高い評価続く |
同分野でのシェア拡大、医薬事業での大型製品に |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:アベンティスファーマ、中外製薬 |
電気化学が開発した発酵法(バイオ技術)による高分子量ヒアルロン酸を原薬とした関節機能改善剤「スベニール」は、市場での高い評価から同分野でのシェアが拡大しており、同社の新規事業として順調に推移している。 「スベニール」は、アベンティスファーマーと中外製薬と共同開発、昨年8月から販売を開始したが、この5ヶ月ほどで大きく医療現場での採用が進んでいるという。 同製品の特徴としては、関節機能改善に効果があるとされている生体内物質のヒアルロン酸を人工的に製造、品質的にも高分子量で、粘弾性、薬理作用ともに優れている。また、慢性関節リウマチにも効果があることから新薬に認定されており、高齢化が進む中で一層の需要拡大が見込まれている。 同社の医薬事業での大型製品となるが、こうした需要の拡大に対応し今後も研究開発、安定供給に向けた取り組みを進めていく考えだ。 |