2012年02月23日
積水化学、太陽光発電調査「住民の節電意識高い」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

積水化学・住宅カンパニー(プレジデント:高下貞二氏)は23日、「太陽光発電(PV)実邸アンケート調査」結果を発表した。2010年にセキスイハイムに入居した8,000棟の家庭を対象に、(1)光熱費(2)PVの設置と省エネ意識の変化などを聞いた。有効回答数は1,385件だった。
 
その結果、東日本大震災発生以降、特に節電意識の高まりがみられ、同社が推進している光熱費ゼロ住宅が堅調に伸びていることが分かった。

<調査結果のポイント>
(1)光熱費ゼロ住宅 80%と伸びる
 2010年の調査では光熱費ゼロ住宅の比率は73%だったが、2011年は80%に伸長した。東日本大震災発生後に社会現象化した節電への取り組みの結果と考えられる。

(2)PV住宅の年間光熱費収支は6万6,000円のプラス
2011年調査の平均PV搭載量は4.64kw(前年は4.4kW)。約72%を余剰電力として売電しており、年間光熱費収支は平均6万6,000円のプラスとなった。

(3)光熱費ゼロ率が高い九州・中四国エリア
光熱費ゼロ率は、九州・中四国エリアで高かった。平均光熱費収支は38都府県でプラスとなったが、宮崎・香川・大分・三重4県ではプラス幅が大きかった。

なお、同社はPV搭載住宅の累計引き渡し件数が105,855と10万棟を超え、ギネス世界記録に認定された。