2001年01月29日
宇部興産、タイカプロラクタムを子会社化~第三者割当増資を引受
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産、丸紅

 宇部興産は29日、CPL(カプロラクタム)、硫安の製造合弁会社タイカプロラクタム(Thai Caprolactam Pubilic Company Limited)の株式を取得、子会社化することを16日開催の取締役会で決定した、と発表した。第三者割当増資を引き受けるもので、これにより宇部興産の所有株式比率は53.63%に拡大する。
 タイカプロラクタムは、1990年12月に設立、現在の出資比率は宇部興産44.45%、TPIプーラン31.79%、丸紅14.62%、バンコク銀行2.57%。同社の1999年9月期業績は売上高71億9,000万円、経常損失36億9,300万円、当期損失36億9,300万円、同年12月期(3カ月の変則決算)は売上高32億300万円、経常利益29億5,600万円、当期利益29億5,600万円と推移している。
 増資は2月20日の実施を予定しているが、8億バーツを投じて8,000万株を取得することにより資本金は48億788万1,590バーツに増加、所有株式比率も53.63%に拡大、子会社となる。 なお2001年3月期の連結業績見通しについては、今回の子会社化による影響はなく、当初予想通り売上高5,400億円、営業利益270億円、経常利益170億円、当期純利益110億円のまま変更はないとしている。