2012年02月29日
経産省調べ・昨年の4樹脂出荷実績 LD、PPなど全樹脂マイナス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省化学課は29日、2012年(1-12月)の4樹脂出荷実績を発表した。

国内出荷、輸出とも全樹脂で前年実績を下回った。国内需要の低迷に加えてフィルムなど海外からの製品輸入の増加が響いた。

低密度ポリエチレン(LDPE)の出荷量は、国内向けが133万8,000トン(前年比▲5%)、輸出は19万トン(▲23%)で、合計152万8,000トン(▲8%)だった。主用途のフィルムは9%の減少、加工紙、中空成形は横ばいないし微増だった。

高密度ポリエチレン(HDPE)は国内78万9,000トン(▲7%)、輸出が▲24%の127,000トンと大きく落ち込み、合計出荷量は91万6,000余トンだった。

ポリプロピレン(PP)は国内が229万2,000トン(▲7%)、輸出は24万トン(▲24%)で計253万2,000余トン(▲7%)だった。射出成形、繊維、フィルム各用途がマイナス、押出成形は微増。

ポリスチレン(PS)は国内出荷が65万トン(▲6%)、輸出は2万2,000(▲20%)で計67万2,000トンだった。電線・工業用が▲20%、包装用も▲3%と振わなかった。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1330500981.tif