2001年01月29日
2000年の化学工業統計速報、ブタジエン、酢酸など前年上回る
12月の生産は多くの製品が前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省、石油化学工業協会

 経済産業省は29日、2000年および2000年12月の化学工業統計(速報)をまとめた。
 当社需給実績調査対象製品のうち、石油化学工業協会が発表品目に入れていない製品の2000年生産実績を見ると、ブタジエン、酢酸、アセトン、フェノール、カプロラクタムは前年実績を上回ったが、プロピレン、二塩化エチレン、無水フタル酸、PTA、DMTは前年を割り込んでいる。
 一方、12月実績では、ブタジエン、酢酸、無水フタル酸、カプロラクタムは増加したが、プロピレン、二塩化エチレン、アセトン、フェノール、PTA、DMTは前年実績を下回った。多くの製品が前年を割り込んだのは、昨年がY2K問題などによる駆け込み需要があったこともあるが、依然として国内景気が低迷しているためと見られている。
 製品別需給実績は資料室。
 なお、空欄および確定値は2月14日に掲載予定。

http://www.c-nt.co.jp/data/balance/index_j.html">主要化学品製品別需給実績