2012年03月05日 | |
三菱樹脂、可塑剤溶出量半減の食品包装用フィルム開発 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
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三菱樹脂は5日、可塑剤溶出量を大幅に抑制したポリ塩化ビニル製の業務用食品包装ストレッチフィルムを開発したと発表した。可塑剤の主成分に業界初となる植物由来原料を採用した。 生鮮食品や加工食品の包装などに使用する業務用ストレッチフィルムには、主にポリオレフィン系とポリ塩化ビニル系の2種類がある。ポリ塩ビ系の場合、脂分の多い加工食品に微量ながら可塑剤が溶出する。 この程度の溶出は人体に影響はないものの、さらに消費者の安全志向に応えようと、同社はこのほど植物由来原料を使用した製品を開発した。 包装材としての適性は従来品と変わらず、溶出量は約半分に減少した。今後、市場での性能評価を急ぎ、今年秋の販売開始を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1330924726.pdf |