2012年03月05日 |
産総研、各地の空間放射線量マップシステム開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:産業技術総合研究所 |
産業技術総合研究所は5日、多くの市町村等が個々のデータ形式で公表している空間放射線量を簡単に統合して地図上に表示できる放射線量マップシステムを開発したと発表した。このように、放射線量の高い場所の情報を共有できることで、個人の放射線被ばく量が低減し、住民の生活の安全への貢献が期待される。 このシステムは、産総研で開発している集合的標準化の技術に基づいて、利用者がパソコンなどによってさまざまな空間放射線のデータを登録し、それらを統合して地図上に表示することが簡単にできるため、大規模なデータの統合を継続的に運用することが容易になる。 また、個人が計測したデータを含む多様な放射線量のデータを統合することで、データ同士の照合などによる信頼性の統計的な検証も可能である。 |