2012年03月06日
田辺三菱、糖尿病治療薬で第一三共と戦略的提携
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:第一三共

田辺三菱製薬は6日、同社が2型糖尿病治療薬として国内で開発中のDPP4阻害剤「MP-513」(一般名:テネリグリプチン)とSGLT2阻害剤「TA-7284」(一般名:カナグリフロジン)について、第一三共と戦略的な販売提携を締結したと発表した。

「MP-513」及び「TA-7284」は、いずれも田辺三菱が創製したもので、それぞれ異なる作用機序を有する経口の2型糖尿病治療薬である。同社は、国内で昨年8月に「MP-513」の製造販売承認申請を行っている。「TA-7284」は現在臨床試験フェーズ3を実施中で2013年の申請を予定している。

両社はこれら2剤を1ブランド2チャネルで共同販売するが、医療機関を相互に訪問してきめ細かな情報提供を行う新しいスタイルの共同販売活動を実施する。この活動により、両社合わせて国内最大級の営業力を活かした機動力のある協業体制を構築する。