2012年03月08日
日本ポリプロ、タイIRPC社へPP製造技術をライセンス
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:日本ポリプロ

日本ポリプロ(本社:東京都港区、水野愛司社長)は8日、タイの総合石油化学会社 IRPC Public Company との間で、ポリプロピレン製造技術(ホライゾンプロセス)及びインラインコンパウンド製造技術をライセンスすることで合意したと発表した。対価などの条件は非公開。

両技術を組み合わせ、パッケージにしてライセンスすることで、世界的にも競争力のあるポリプロ・コンパウンド製品を製造することが可能となる。

IRPCはラヨーン県に東南アジア最大の石油化学コンプレックスを保有しており、今後さらに既存事業の強化と新たな収益基盤確立を図る計画を進めている。ポリプロピレンは現在、年産47万5000トン設備を持っているが、日本ポリプロから導入する技術は同コンプレックス内に新設する年産10万トンプラントに採用する。完成は2015年春の予定。

日本ポリプロは今後、IRPCとの協力関係をさらに深め、新設プラントで製造される製品を引き取って、東南アジア自動車向け市場を中心に積極展開していく方針である。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1331184037.pdf

(英文)
Licensing Polypropylene Manufacturing Process Technology,
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1331184037.pdf