2001年01月26日 |
OPPフィルムの昨年の総出荷量、前年の2.1%増に |
食品包装向けが4.9%増と好調を持続 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:日本ポリプロ |
日本ポリプロピレンフィルム工業会は26日、ポリプロピレン延伸フィルム(OPPフィルム)の昨年12月と同年合計の出荷実績をまとめた。 それによると、12月も、国内向けが食品包装用の好調(前年同月比6.8%増)に支えられて前年同月を3.1%上回った。同包装用は11ヵ月連続の前年超えである。一方の輸出は引き続き大幅(同35.7%)な縮小となったが、国内向けの伸びが効いて総出荷量は1.5%の小幅ながら前年超えとなった。6ヵ月連続の前年超えである。 これもあって、年計の出荷量も前年の実績を2.1%上回った。このなかでは、メーンの食品包装用の伸びの大きさが目を引く。同分野の総出荷量は16万4,870トンとなり、前年を4.9%上回った。繊維包装やその他の分野がいずれもマイナス成長に転じているだけに、同分野の拡大はやはり注目される。 最近の食品業界や流通業界の間では、シェア維持あるいはシェア拡大のため、包装材の多様化と高機能化に積極的に取り組むところが多い。OPPフィルムの食品包装用の伸びはこうした時代の流れに沿ってのものと見ることができる。 http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000opp.html">2000年OPPフィルム出荷実績(表) ※iモードではご覧になることが出来ません。 |