2012年03月09日
農水省調査、22年度の農薬による事故発生は増加傾向
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省はこのほど、平成22年度農薬の使用に伴う事故および被害の発生状況をまとめた。
それによると、人に対する事故の発生状況は38件(前年度は27件)で2年連続の増加となった。

このうち、死亡事故は3件(同3件)で、散布中は0件だったが誤用が3件あった。中毒事故は35件(同24件)で2年連続の増加となった。農作物・家畜に対する被害は17件(同19件)で2年連続の減少。自動車・建築物等構造物に対する被害は0件(同1件)だった。

農水省は、同調査結果を活用して、「農薬危害防止運動」を実施するなど農薬事故の防止に取り組んでいく方針である。