2012年03月09日
クラレ欧州子会社、PVBフィルム生産設備を増設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは9日、欧州子会社クラレヨーロッパ(KEG、本社:ドイツ・フランクフルト)が、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂フィルムの生産設備増設を決めたと発表した。自動車、建築用合わせガラス中間膜用として世界的に需要が旺盛なため、対応することにした。

工場はドイツ・トロイスドルフにあり、今回の投資額は約2000万ユーロ。
同社は現地にPVA及びPVB(年産能力 39,000トン)生産設備を持ち原料から一貫生産しているが、フィルム生産能力は非公開。増設完了は2013年11月の予定。

PVB樹脂はポリビニルアルコール(PVA)樹脂を原料としており、透明性やガラスとの接着性に特に優れている。

今後はアジア地域でも需要の拡大が見込まれるため、インドに設備新設を検討中である。

【KEG の会社概要】
・社 名 :Kuraray Europe GmbH
・資本金 :31 百万ユーロ(クラレ 100%出資)
・社 長 :Dr. Matthias Gutweiler(マティアス・グトヴァイラー)
・本 社 :ドイツ・フランクフルト
・事業内容:ポバール樹脂、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂およびフィルムの生産販売、繊維製品、化成品、歯科材料の輸入および販売
・従業員数:約600 名


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1331273604.pdf