2012年03月13日
アステラス、「H5N1型」インフルワクチン 第2相臨床試験良好
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は13日、UMNファーマ(本社:秋田市、金指 秀一社長)と共同開発中の組換えインフルエンザHAワクチン(H5N1)「ASP 7373」の第2相臨床試験で、免疫原性と良好な忍容性が確認されたと発表した。

臨床試験では、健康成人被験者180人を対象に「ASP 7373」の3用量を3週間隔で2回筋肉内接種し、免疫原性及び安全性を比較検討した。被験者全例への治験薬接種を完了し、データの集計作業を行なってきた。

この結果、今回、同剤の免疫原性が確認された。重篤な有害事象は認められず、良好な忍容性が確認された。

同剤は、バイオ医薬品の次世代製造プラットフォームであるBEVS (Baculovirus Expression Vector System) を用いた細胞培養法で製造される組換えインフルエンザHA ワクチン(H5N1)で、UMNファーマは2008年から臨床開発を行ない、すでに3試験を実施済みである。