2012年03月14日
2月のPS国内出荷、4カ月連続で4用途揃ってマイナス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は14日、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の2月生産出荷実績を発表した。

PSの生産は、在庫調整のための減産が続いているため4万8914トン、前年同月比23%減で8カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は、2カ月連続の5万トン割れとなる4万8597トン、同15%減で9カ月連続の前年割れ。

用途別にみると、4カ月連続で4つの用途分野(電機・工業用、包装用、雑貨・産業用、フォームスチレン=FS用)が揃って前年割れとなった。

PSの輸出は、1220トン、同44%減で低調が続いている。出荷合計は4万9826トン、同45%減で4カ月連続の前年割れとなった。月末在庫は、在庫調整の減産が続いているため6万6653トンで前月よりも1%減で、在庫水準も0.1カ月減少の1.3カ月となった。

一方、SMの生産は、21万8306トン、前年同月比12%減で3カ月連続の前年割れ、国内出荷は11万3544トン、同12%減で8カ月連続の前年割れ、輸出も低水準で8万3088トン、同23%減で11カ月連続の前年割れとなった。

出荷合計は19万6632トン、同17%減で11カ月連続の前年割れであるが、20万トンを割り込んだのは1994年以降では2009年2月に次いで2回目である。
月末在庫は、春のプラント定修を控えた在庫積み増しに伴い、9万9364トンで前月よりも52%増加した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1331699064.pdf