2012年03月15日
東洋紡、タイにポリエステル樹脂の製版会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡績は、今年7月に三菱商事との合弁でタイに共重合ポリエステル樹脂「パイロン」の製造・販売会社を設立することを決定した。2014年1月から現地生産を開始し、2016年にはフル稼働を目指す。

設立する合弁会社は「東洋紡ケミカルズ タイランド」で、資本金約12億円で、東洋紡が85%、三菱商事が15%出資する。合弁会社は、タイ国のチョンブリ県に拠点を置く予定。

「パイロン」は、塗料、インキ、工業用接着剤などの原料樹脂で、主な用途は、接着剤、コーティング剤、缶塗料、電線被覆、フィルム表面改質剤、導電性銀ペーストなど。このところ、中国をはじめASEAN各国、インド等での日系・欧米企業の現地生産化や現地企業の市場参入が増加しており、「パイロン」の需要拡大が期待できると判断した。

合弁事業では、東洋紡が製造の管理、技術指導などを行い、三菱商事が原料調達・製品販売協力を受け持つ。

東洋紡では、今回の合弁会社を中国・ASEAN諸国、インド市場での事業拠点とし、販売拡大を図る。