2012年03月21日
富士フィルム、「マンモグラフィ画像を3D表示」診断システム
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは21日、高精細なマンモグラフィの画像を立体視できる画像診断システム「リアル3D マンモグラフィ」を世界で初めて開発、富士フイルムメディカルを通じて発売すると発表した。

「3D マンモグラフィ」を同社のDR方式による乳がん検査用デジタルX 線撮影装置と組み合わせることで、撮影した画像を3D マンモグラフィ画像として表示する。

わが国の乳がん検診受診者はこのところ急速に増加しているが、従来の二次元マンモグラフィ画像では、病変発見の手がかりとなる微小石灰化の正確な位置や、腫瘤の重なり状態を判別することが難しかった。

今回発売する「3D マンモグラフィ」は、1つの3D マンモグラフィ画像を得るために、角度差をつけて2つの画像を撮影する。この2つの画像を2 面構成の高精細モニターに表示させ、偏光眼鏡をかけてハーフミラーを通して見ることで、奥行きのあるリアルな3D のマンモグラフィ画像を観察することができる。

同社は4月13~15日、パシフィコ横浜で開催される「2012 国際医用画像総合展(ITEM 2012)の富士フイルムブース内で同製品を展示する。

本格発売は3月26日から。
標準ユーザー渡し価格(税別)は1,500 万円。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1332309211.pdf