2012年03月21日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中国のプロピレン換算消費量、2015年に28百万トンに | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
エチレン換算消費量は38百万トン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:なし |
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(上海発=特約) 中国の工業情報技術部(MIIT)はこのたび、「オレフィン産業第12次5カ年計画」を発表した。 それによると、2011-2015年の目標はオレフィン原料の多様化で、2015年のエチレン能力は27百万トン、プロピレン能力は24百万トンとし、オレフィン原料の多様化率は20%以上としている。 2015年のエチレン換算の消費量は38百万トン、プロピレン換算の消費量は28百万トンとみており、能力はエチレンが27百万トン、プロピレンが24百万トンとしている。 詳細は下記(表)の通りで、消費量はそれぞれの生産量に、エチレン・プロピレン換算の製品輸入量を加算している。 政府は、コンデンセートや軽質炭化水素その他の輸入、豊富な石炭資源の利用と"Coal-to-Olefins"などの技術開発、リファイナリーの副産品利用によるオレフィン製造など、オレフィン原料の多様化を推進している。 ASIACHEM では政府方針や市場の要請から、中国のプロピレン製造では今後、多くの多様化技術が使用されるとみている。 中心となるのはプロパン脱水素(PDH)やMethanol-to-Propylene(MTO/MTP)だが、このほか、オレフィンクラッキング(OCP)やオレフィン・コンバージョン・ユニット(OCU)、流動接触分解(FCC)なども使用される。 ASIACHEM では本年4月に上海で「プロピレン原料多様化会議」を開催する。 詳細は http://www.chinacoalchem.com/events/2012PFD/PFDChina2012.pdf
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