2012年03月22日 |
信越化学、中国にレア・アース マグネット用合金の製造拠点設立 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業は22日、中国福建省にレア・アースマグネットの中間原料であるマグネット用合金を製造する100%出資の新会社、「信越(長汀)科技有限公司」を設立したと発表した。投資額は15億円、生産能力は年産3,000トンで、2013年1月の操業開始を予定している。 同社はこれまで、レア・アース調達の多角化を図るため、世界各地の新規鉱山開発への支援や提携を進めてきた。今回もその一環として、レア・アース資源の豊富な中国で、レア・アースマグネットの中間原料となるレア・アース鉄ボロン合金の製造を行うことにした。 レア・アースマグネットは、ハイブリッド車をはじめ、省エネルギー型エアコン等の家電、パーソナルコンピューターのハードディスクドライブ(HDD)等の各種モータ用で使われており、今後さらに電気自動車や風力発電等省エネ関連で需要の伸びが期待されている。 <マグネット合金製造会社の概要> (1)社名 : 信越(長汀)科技有限公司 (2)所在地: 中華人民共和国 福建省龍岩市長汀県 福建龍岩稀土工業園 (3)代表者: 辻 利博 (4)主な事業内容: レア・アースマグネット用合金の生産 (5)稼働時期:2013年1月(予定) (6)資本金 :15億円 (7)生産能力:3,000トン/年 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1332394147.doc |