2012年03月26日 |
三菱ガス化学、韓国合弁会社でポリアセタール設備増強 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は26日、韓国でポリアセタール樹脂(POM)の需要が好調なため、セラニーズとの合弁会社である韓国エンジニアリングプラスチックス(KEP)蔚山工場で年産3万5000トンの設備増強を行うと発表した。投資額は非公開。 KEPは、1988年から同工場にて三菱ガス化学技術によるPOMの製造を開始し、現在生産能力は年産10万トン強。 今回の増強によって生産規模は単一工場としては世界最大級の年産14万トンとなる。 設備着工は2012年第1四半期、完工は2013年第4四半期。商業運転入りは2014年第1四半期の予定。 POMは、機械強度、疲労特性、耐薬品性に優れ、自動車、電気・電子などの機構部品分野に用途を持つ。需要は順調で、今後も年率5~6%の伸びが予想されている。 三菱ガス化学は、タイポリアセタール社でもPOMの増強計画を進めており、2013年第2四半期には年産10万トン体制となる。韓国の14万トン、日本(四日市工場)の2万トンと合わせグループ生産能力は年産26万トンとなる。引き続きPOMのグローバル展開を加速していく方針だ。 【韓国エンジニアリングプラスチックス社の概要】 1987年設立のポリアセタール製造・販売会社。出資比率は、Celanese 50%、三菱ガス化学 40%、三菱商事 10%。 三菱ガス化学にとっては持分法適用会社。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1332728158.pdf |