2012年03月26日
クオドラント、金属検出機で検出可能な切削用素材3製品発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂、クオドラント ポリペンコ ジャパン

三菱樹脂子会社でエンプラ製品大手のクオドラント ポリペンコ ジャパン(本社:東京都中央区、尾石茂也社長)は26日、金属検出機で検出可能な切削用素材3製品を4月1日から発売すると発表した。

新製品は主に、食品製造ラインの機械部品向けに使用される、ポリアセタール素材、ナイロン素材、超高分子量ポリエチレン素材の3製品。

食品製造ラインの機械部品には、万一破損などが生じても直ちに検知できるよう金属製部品が多く使用されるが、プラスチック製部品に比べると重く、駆動部への負荷や摩擦などから定期的なメンテナンスが必要となる。また潤滑油が飛散して食品に混入するなどのリスクもある。

今回開発した新製品は、従来のエンプラ製品と同程度の強度を有しながら磁性体を添加しているため、金属検出機によって検出できる。ポリアセタール素材、ナイロン素材の場合は、X線異物検査機でも検出することができる。色もブルー系を基調にし、目視で食品と見分けやすくした。

国内の食品衛生法や、米FDA規格などもクリアしている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1332728064.pdf