2001年01月25日 |
ポリオレフィン3樹脂の国内向け出荷は昨年合計でも高水準 |
輸出は逆に全てがマイナス成長 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
汎用4樹脂の昨年の年間総荷数量は、LDPEとPPがそれぞれ前年を2%と3%上回った反面、HDPEとPSが逆におのおの2%と3%縮小するというまだら模様となった。 うち、ポリオレフィン3樹脂はいずれも国内向けが前年を上回ったが、輸出が逆に全てマイナス成長となった。国内向けは全てが多くの樹脂メーカーの年初の予想を上回ったと言ってよい。LDPEの国内向けの総量は97年の159万3,176トンを抜いて史上最高の規模となった。一方のPSは輸出が伸びたものの、国内向けが全分野で落ち込んだのをカバーするには至らなかった。 ポリオレフィン3樹脂の国内向けの伸びは、主として容器包装関連の需要の好調を支えにしたものと見ることができる。レジ袋、ポリエチレンフィルム、フラットヤーンなどの加工製品の輸入は昨年一段と活発になったが、それでもなお国産レジンの容器包装関連品種の出荷は軒並み前年を上回った。LDPEの一般フィルム用は5%、ラミネート用は4%、HDPEのフィルム用は2%、PPのフィルム用は4%それぞれ前年を上回っている。コンテナー用も、HDPEが3%増、PPが12%増となっている。LDPEのフィルム用の需要の伸びにはIT関連製品の包装向けがかなり寄与している模様。 他の品種では、PPの工業部品用の4%増、HDPEのパイプ用の16%増などが目を引く。 http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/200012.html">汎用4樹脂の2000年12月および暦年計の生産・出荷・在庫実績(表) http://www.c-nt.co.jp/data/jpca/index_j.html">汎用4樹脂生産・出荷・在庫実績(月次)※資料室 ※iモードではご覧になることが出来ません。 |