2012年04月03日
塩野義製薬、次世代インテグレース阻害薬の第3相試験良好
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:塩野義製薬

塩野義製薬は、Shionogi-ViiV Healthcare LLC(本社:米国デラウェア州)を通じて開発中の次世代インテグレース阻害薬(一般名:ドルテグラビル、開発番号:S-349572)について、HIV-1 感染未治療患者を対象とした第3相臨床試験で良好な速報結果が得られたと発表した。

ラルテグラビルに対する非劣性試験で、48週間の投与後にウイルス学的抑制効果を示した割合が、ラルテグラビル投与群の85%に対し、ドルテグラビル投与群では88%と統計学的に非劣性であることが証明された。

ドルテグラビルの忍容性はラルテグラビルと同様で、両群ともに有害事象により臨床試験から脱落した患者の割合は2%だった。また、薬剤との因果関係を否定できない嘔気を感じた患者の割合は両群ともに10%、薬剤との因果関係を否定できないその他の有害事象が患者の5%を超えたことは両群ともになかった。