2012年04月03日
協和キリン、パーキンソン病治療薬 承認申請
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは2日、パーキンソン病の治療剤KW-6002(一般名:イストラデフィリン)の国内医薬品製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。

同剤は、生体内物質アデノシンに対する受容体の一つで、パーキンソン病の病巣がある大脳基底核に分布し、運動機能の調節に関与しているとされるアデノシンA2A受容体に対する選択的な拮抗薬。同社は、新規の作用機序を有する抗パーキンソン病剤として開発を進めてきた。

これまでの国内臨床試験で、同剤の投与により、レボドバ製剤治療下のパーキンソン病において症状の改善が認められ、また忍容性が確認されている。