2012年04月04日
旭硝子、最先端のナノ構造形成技術を開発の米Rolith社へ20%出資
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:旭硝子

AGC(旭硝子)は4日、最先端のナノ構造形成技術を開発中の Rolith社(本社:米国カリフォルニア)に総額200万ドルの出資を行ったと発表した。出資はAGCアメリカを通じて行った。出資比率は約20%。

AGCグループは、これまで培ってきたガラスのコーティング技術に、Rolith社のナノ構造形成技術を組み合わせることで、高付加価値ガラスの開発を強化する。

今回投資した、Rolith社のナノ構造形成技術は、ロール状のフォトマスクを回転させて、露光、現像する方式のため、大面積のガラス基板にナノ構造を短時間で形成することができる。

このため、Rolith社のナノ構造形成技術と、AGCグループのコーティング技術を組み合わせることにより、ガラスの一層の高機能化が可能となり、今後、電子、ソーラー、自動車、建築など各分野の製品への応用が期待できる。

<AGCアメリカ社の概要>
(1)社 名  AGCアメリカ株式会社
(2)所 在 地  アメリカ合衆国 ジョージア州 アルファレッタ
(3)資 本 金  16.89億米ドル
(4)設 立  1986年
(5)事業内容  北米における関係会社の株式保有及び情報収集

【 Rolith 社の概要 】
(1)社 名  ROLITH,INC.
(2)所 在 地  アメリカ合衆国 カリフォルニア州 プレザントン
(3)資 本 金  535万米ドル
(4)設 立  2008年
(5)事業内容  ナノ構造形成技術開発及び応用製品開発