2012年04月04日
科技振興機構、被災3県に「復興促進センター」設置
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:科学技術振興機構

科学技術振興機構(JST)は4日、東日本大震災からの復興を支援するため、宮城、岩手、福島の3県にJST復興促進センターを設置し、被災地企業の研究開発を支援する「復興促進プログラム」を開始すると発表した。

同センターは、仙台市、盛岡市、郡山市の3カ所に事務所を開所し、それぞれの事務所に「マッチングプランナー」と呼ばれる技術の目利き人材を3カ所に合計18人程度を配置する。

マッチングプランナーは、被災地の産業団体(東北経済連合会など)や自治体と連携して、被災地企業の現場のニーズや課題を発掘し、これを解決できる全国の大学などとの産学共同研究につなげる。さらに、共同研究について研究費を支援し、全国の大学などの革新的技術シーズを被災地企業が実用化できるように支援する。

なお、同センターは、4月9日に仙台市で事務所の開所式を兼ねた事業説明会を実施する予定で、「復興促進プログラム」の内容や公募情報などについて詳しく説明する。

問い合わせ先は、仙台市青葉区のJST復興促進センター(TEL:022-719-5970)。