2012年04月04日
東レ、そう痒症改善薬で独フレゼニウス社と提携
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:東レ

東レは4日、世界最大の透析サービスおよび透析関連機器の販売会社であるフレゼニウス メディカル ケア(本社・ドイツ バドホンブルグ)との間で、東レが開発したそう痒症改善薬「TRK-820」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)の注射剤について、欧州におけるライセンス契約を締結したしたと発表した。

今回の提携により、東レが欧州で承認を取得した後は、フレゼニウス社が欧州で独占的に販売することになる。

今回の提携は、欧州の透析関連医薬品分野で強力な販売ネットワークを求める東レの希望と、透析患者を対象とする医薬品の品揃えを強化したいフレゼニウス社の戦略が合致して実現した。

両社は、早期の承認取得と上市を目標に、EMA(欧州医薬品庁)への販売承認申請を行うための準備を進めていく方針である。