2012年04月09日 |
タカラバイオと京都府立医大、Nキラー細胞療法臨床研究開始 |
【カテゴリー】:ファインケミカル(経営) 【関連企業・団体】:タカラバイオ |
タカラバイオは9日、京都府立医科大学がん免疫細胞制御学講座と共同で、ナチュラルキラー(NK)細胞療法の臨床研究を16日から開始すると発表した。 同社が開発した新規NK細胞拡大培養法では、レトロネクチンR拡大培養法で培養したT細胞がNK細胞増殖のために利用されており、NK細胞を約90%という高純度で大量に調製することができる。 同社は、この新規拡大培養法を用いて調製されたNK細胞が、さまざまながん細胞株に対して細胞傷害活性を示すこと、またマウスを用いた動物実験によって腫瘍の縮小及び転移抑制作用を示すことを確認している。 今後、患者の状態に応じた治療法や、ナイーブT細胞とNK細胞による併用療法、NK細胞と抗体医薬の併用療法等のより効果的な治療法を開発していくとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1333951803.pdf |