2012年04月10日 |
NEDO、革新的CNT複合材料開発で日本ゼオンなど8件を採択 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は9日、「低炭素社会を実現する革新的カーボンナノチューブ複合材料開発プロジェクト」の実施体制を決定したと発表した。 それによると、日本ゼオン、東レなど8件の提案を採択した。事業期間は、平成26年度までの3年間。 日本で発見されたカーボンナノチューブ(CNT)は、ナノメートルレベルの直径をもつ筒状の炭素からなる新規材料である。多層CNTに比べて単層CNTの応用開発事例はほとんどないことから、単層CNTに特化した応用研究開発を加速する必要がある。 今回の助成事業における採択先と採択案件は次の通り。 【事業名】 高熱伝導率単層CNT複合金属材料の応用研究開発 ▽住友精密工業(高熱伝導率単層CNT複合金属材料の応用研究開発) {導電性高分子複合材料の開発」 ▽日本ゼオン(スーパーグロース法単層CNTを用いた機能性有機複合材料の開発) ▽東レ(高導電性を有する炭素繊維複合材料製造技術の開発」 ▽東海ゴム工業(単層カーボンナノチューブを活用した柔軟な電極とその製法開発) ▽アルプス電気(伸縮性単層CNT電極による高効率高分子アクチュエータの製品実用化開発) {単層CNT透明導電膜の開発} ▽東レ(単層CNT透明導電膜の開発) ▽日本ゼオン(スーパーグロース法単層CNTを用いた透明性導電膜の開発及びその応用) ▽富士化学(無機系分散膜を利用した耐熱性・耐候性・機械特性に優れる単層CNT透明導電膜の開発) |