2012年04月11日 |
積水化成品、発泡ポリスチレンシート・ビーズ値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:積水化成品工業 |
積水化成品工業は11日、ポリスチレン(PS)メーカーからの原料樹脂の再値上げ要請を受け入れざるを得なくなったとして、発泡ポリスチレンシート及び発泡性ビーズの価格改定を発表した。一部需要家とは交渉を開始した。 発泡ポリスチレンシート(PSP)は4月15日出荷分から一般原反で1kg当り13円、ラミネート原反で1kg当り18円(約4%)値上げする。 同社は昨年4月に続いて6月に16円/kgの値上げを実施したが、その後も主原料であるPS価格は、ナフサ・ベンゼン価格とともに上昇している。悪化した採算の是正を図るため、4月15日から価格改定実施に踏み切る。 発泡性ポリスチレンビーズ(EPS)は4月16日出荷分から1kg当り30円(10%以上)値上げする。 昨年3月に30円/kgの値上げを打ち出したが十分に浸透せず、その後の主原料スチレンモノマー(SM)価格の急騰により事業収益が悪化している。このため製品価格に転嫁する。 今後は発泡ガス等の副資材価格や電力費の値上げのほか、原油・ナフサ価格の先行き不透明感も高まっている。このため同社はPSP、EPS価格については、さらに値上げの可能性があるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1334109027.doc |