2012年04月11日
農水省、食品産業への環境対策支援事業を推進
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は、今夏までに「食料産業環境対策支援事業」に着手する。これは、食品関連事業者の食品ロス削減、CO2排出削減に向けた具体的な検討を行うとともに、フードバンク活動の取り組み、食品リサイクル・ループの構築などを推進するものである。

政策目標として、(1)平成24年度の食品産業分野別の再生利用等実施率目標である食品製造業85%、食品卸売業70%、食品小売業45%、外食産業40%の達成(2)2012年度のわが国の温室効果ガス削減目標である90年比6%削減に活かす、の2つを掲げている。

具体的な支援事業として、
(1)食品廃棄物の発生抑制やCO2排出削減にむけた多様な取り組みを支援する食品事業者環境対策支援事業(平成24年度に3300万円計上)
(2)フードチェーンでの余剰食品の廃棄削減と有効利用を図るフードバンク活動推進事業(同2100万円計上)
(3)食品リサイクル・ループ構築促進事業(同1700万円計上)
(4)食品廃棄物オンサイト飼料化設備導入事業(2400万円計上)
ーに取り組む。

さらに、食品リサイクル・進捗状況等調査事業(同1700万円計上)により、再生利用製品の利用実態及び需給状況、再生利用に係る社会的コスト、環境負荷の実態、再生利用の新手法導入の可能性について調査・整理する。