2012年04月11日 |
特許庁、ポルトガルと特許審査ハイウェイ試行開始 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:特許庁 |
特許庁は11日、ポルトガル産業財産庁との間で4月18日から特許審査ハイウェイ(PPH)の試行を開始すると発表した。これにより、わが国がPPHを締結した国・機関は22となる。 日本企業はPPHを利用することで、ポルトガルでの特許権取得の迅速化や質の高い権利保護が可能となり、ポルトガルでの事業展開の円滑化を図ることができる。 特許審査ハイウェイ(PPH)とは、ある国で特許権の取得が可能と判断された場合、出願人の申請により、別の国で簡易な手続で早期審査を申請することができる制度のこと。経済のグローバル化に伴い、同一内容の発明を複数国で権利化する傾向が強まっているが、この結果、世界的に特許出願件数が増加し、審査期間が長期化している。 このため特許庁では、「特許審査ハイウェイ(PPH)」の推進によって、出願人の海外における特許権取得の迅速化や権利保護、審査負担の軽減を図っていく方針だ。 |