2012年04月16日 |
旭硝子・子会社、緑内障治療薬原体 小浜工場に第2拠点 |
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:旭硝子 |
AGC(旭硝子)は16日、100%子会社のAGC若狭化学・小浜工場(福井県)に緑内障治療薬用原体タフルプロストの製造ラインを増設すると発表した。千葉工場に続く第2製造拠点となるもので、投資額は約8億円。稼動開始は2013年3月の予定で、製造能力は現行設備のほぼ2倍となる。 緑内障の患者数は現在、世界中に約6000万人といわれているが、人口の増加や高齢化などにより、今後も増えることが予想されている。 AGCは、タフルプロストを参天製薬と共同開発し、2008年から同社の緑内障治療薬向けに供給してきた。 独自のフッ素化学と有機合成技術を融合。緑内障の主因とされる眼圧を下降させる効果に優れる。 同製品による緑内障治療薬は現在、参天製薬およびメルク社(本社:米国ニュージャージー州)から日本・欧州・アジアなど世界36カ国で販売されているが、今年2月、メルク社が米国で販売承認を取得したため、販売エリア及び数量がさらに拡大していく見通しとなった。このため今回、増設を決めた。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1334551288.pdf |