2012年04月18日 |
3月の塩ビ樹脂、生産・国内出荷とも9カ月連続の前年割れ |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
塩ビ工業・環境協会(VEC)は18日、3月の塩化ビニル樹脂(PVC)、塩化ビニル樹脂モノマー(VCM)の生産出荷実積をまとめた。 PVCの生産は、10万9285トン、前年同月比17.9%減で昨年7月以来9カ月連続の前年割れとなった。国内出荷も8万7713トン、同8.0%減で9カ月の前年割れとなった。 ポリスチレンなど他の合成樹脂では、値上げ交渉の本格化でユーザーの前倒し発注という仮需が発生しているが、PVCの場合「値上げ発表が4月に入ってからで、5月初旬出荷分の値上げ表明だったので、まだ(前倒し発注が)出ていない」(宮島正紀副会長=信越化学工業取締役)という。 PVCの輸出は1万7506トン、同49.8%減で2010年4月以来24カ月連続の前年割れとなった。 出荷総計は10万5219トン、同19.2%減で16カ月連続の前年割れとなった。3月末の在庫は、プラントの定修を控えた積み増しもあって11万2431トンで前月よりも3.8%増加した。 一方、VCMの生産は、東ソーの事故によるプラント休止も響いて13万5661トン、同36.0%減となった。 国内出荷は11万9909トン、同7.3%減、輸出が1万1500トン、同86.0%減の大幅減となった。 ニュースリリース参照 塩ビ樹脂 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1334730021.xls 塩ビモノマー http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1334730021.xls |