2012年04月19日

カネカ、マレーシアにPIフィルム新工場建設を決定

【カテゴリー】：経営（海外） 【関連企業・団体】：カネカ

カネカは19日、ポリイミドフィルム（PIフィルム）事業の競争力強化と事業拡大を図るため、今年2月マレーシアに設立した100%子会社のカネカ・アピカル・マレーシア（本社・パハン州、香西正博社長）でPIフィルムの新工場建設を決定したと発表した。 新工場は、カネカマレーシア（本社・同、社長・同）の敷地内で建設する。新工場では、カネカの主力グレードである「アピカルNPI」を中心に生産する。年産能力は約600トンで、2013年10月の稼働開始を予定している。 カネカは今回の増強により、日本・米国・マレーシアにおけるPIフィルムの合計生産能力を年産3200トンまで引き上げる。その後、2016年までに更なる能力増強も計画しており、投資額は合計で約80億円を見込んでいる。 一方、現在「アピカルNPI」を生産している滋賀工場では、今後、2層フレキシブル銅張積層板用PIフィルム「ピクシオ」と新たな高機能グレードの生産拠点にシフトしていく方針である。