2012年04月23日
三井化学、岩国大竹工場 14プラントが損傷
【カテゴリー】:経営(環境/安全)
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は22夜、岩国大竹工場のレゾルシンプラント爆発事故に関する「第3報」を発表した。
この中で、午後7時現在判明した点として(1)工場内の火災は午後5時15分に全プラント鎮圧した(2)死者1人、負傷21人の人的被害を出した(3)ガラス破損など工場外の家屋損傷が267軒にのぼった、などが明らかとなった。

また、工場内の損傷プラントは14プラントに及んだ。

【発生経緯】

◇4月22日午前2時15分 :レゾルシン(年産7600トン)プラントで爆発火災が発生。サイメン(接着剤原料)プラント、動力プラント配管ラックに延焼。
◇同8時05分 :レゾルシンプラントのタンクが爆発。
◇午後5時15分 :全プラント鎮圧確認。

【被害状況】
<人的被害>
◇死亡 :1人(三井化学社員)
◇負傷 :21人 地域住民 10人、JX日鉱日石エネルギー協力会社 2人、三井化学 7人、同協力会社 2人。

【物的被害】
◇工場構外 :家屋損傷 267軒(主にガラス破損)
◇工場構内 :損傷プラント 14プラント、爆風による窓ガラス、スレート破損多数。

【製品供給への影響】
◇現段階では不明。

【原因と対策】
◇原因は当局により調査中。三井化学は「事故対策本部」を設置して今後の対応に全力をつくす。