2012年04月23日 |
JNC、タイに衛生材料用不織布事業で進出 新会社設立 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:JNC |
JNC(本社:東京都千代田区、森田美智男社長=チッソの事業会社)は23日、東南アジアで衛生材料の需要が急拡大しているため、タイにスルーエア不織布の製造販売会社を設立すると発表した。 約20億円を投じて、ラヨン県の工業団地内に年産4800トン設備を建設する。完成は2013年秋の予定。 製品は日系衛生材料メーカー向けを中心に販売展開する。 同社はこれまで、広州ES 繊維有限公司(中国・広東省)を中国・アジア向けスルーエア不織布の販売拠点としてきたが、需要が好調なため昨年、新たに智索無紡材料(常熟)有限公司(中国・江蘇省)を設立し能力増強した。 スルーエア不織布とは、融点の異なる2種類の樹脂を組み合わせた熱接着性の複合繊維(ES繊維)を素材とした不織布のことで、接着剤を使用しないため、肌への安全性に優れるなどの特徴がある。 現在、広州に年産7800トン、常熱に同4800トン設備を持ち、タイと合わせて年産1万7400トンに拡大する。 東南アジア経済の発展に伴い、同地域の市場はさらに拡大が見込まれている。 <新社の概要> ◇社名 : JNC ES Nonwovens Thailand Co., Ltd. (仮称) ◇代表者 : 下村洋三(JNC繊維事業部長) ◇設立: 2012年6月 (予定) ◇資本金 : 210 百万タイバーツ ◇所在地 : タイ国 ラヨン県 Amata City 工業団地内 ◇出資者 : JNC ファイバーズ 100% ◇事業内容 : スルーエア不織布の製造・販売 ◇生産能力 : 4,800トン/年 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1335164808.pdf |