2012年04月27日
か性ソーダの23年度生産・出荷、17年ぶりに400万トン割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ソーダ工業会

日本ソーダ工業会は26日、平成23年度のか性ソーダ生産・出荷実績をまとめた。

それによると、生産は381万8601トンで前年度比9.1%減、出荷合計は381万6819トンで同9.2%減となり、いずれも平成6年度に初めて400万トン台乗せして以来17年ぶりに400万トンを割り込んだ。

これは、23年3月の東日本大震災を契機とした電力不足懸念の表面化、11月のプラント事故を背景に低迷したのが影響した。平成24年度は見通し難だが、財務省の24年度原料塩需給見通しによると、か性ソーダの需給は405万トンとしており、わずかながらも400万トン台を回復する可能性が示されている。

なお、23年度末である3月末の在庫は、12万9888トンで前月末よりも14.4%減少し、適正水準(12-13万トン)に戻した。