2012年04月27日
協和キリン、バイオ研で遺伝子組換え生物「不適切使用」
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは27日、生産本部バイオ生産技術研究所(群馬県高崎市)で拡散防止措置をとるべき遺伝子組換え体(バキュロウイルス)由来の試薬を使用した実験器具について、不活性化処理を行わずに廃棄処理する不適切な使用があったと発表した。

使用した実験器具は廃棄用バッグに密閉のうえ、産業廃棄物処理委託先の処理工場で高温焼却しているため、人の健康や環境への影響はないとしている。

今回の不適切使用の原因について同社では、試薬を扱った実験従事者は遺伝子組換え実験に従事していないため、カルタヘナ法や遺伝子組換え実験廃棄物の廃棄方法の教育を受けておらず、認識が不十分だったとしている、

このため今後は、実験従事者に対する教育など再発防止策に努める。