2012年05月10日 |
ダイセル・最終利益30%減益の118億円に |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:ダイセル |
ダイセルが10日発表した2012年3月期連結決算は、厳しい内外経済環境の影響を受けて、売上高、利益とも前期を下回った。最終利益は29.6%減の118億円だった。 酢酸セルロースは、薄型テレビの販売不振の影響を受けた。酢酸は主用途であるPTA向けを中心に堅調に推移していたが秋以降停滞し、姫路製造所網干工場の2年ごとの定修もあり売上高が減少した。 合成樹脂事業部門も一部に大震災や電子材料向け需要落ち込みの影響を受けた。自動車エアバッグ用インフレータは一時タイ洪水の影響を受けたがその後自動車生産の回復に伴い、販売数量を持ち直した。 また東日本大震災によりエアバッグ用インフレータ事業の操業度が著しく低下したとして、4億3,400万円の特別損失を計上した。 【ダイセル・2012年3月期通期(連結)決算】単位:百万円 ( )前期比増減率% ◇売上高 341,942(△3.3) ◇営業利益 20,426(△37.6) ◇経常利益 21,094(△33.2) ◇当期純利益 11,827(△29.6) ◇1株当たり純利益 33.46円(47.22円) <2013年3月期・通期(連結)予想> ◇売上高 365,000(6.7) ◇営業利益 27,000(32.2) ◇経常利益 28,000(32.7) ◇当期純利益 16,000(35.3) ◇1株当たり純利益 45.49円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1336625118.pdf |